厚生労働省 ハラスメント対策総合支援事業 施設内研修を実施

なかなかコロナ禍で集合型研修や会議の実施も難しい状況ということで、久々の集合型施設内研修となりましたが、昨年秋に厚生労働省委託事業である「ハラスメント対策総合支援事業」ということで中小企業200社程度の募集という情報をもとに応募させていただき平野の里でも支援を受けることになりました。

専門家の支援という形で複数回のヒヤリングから情報提供、そして職場内研修というところのメニューが組み込まれており、今回はメニューの一環で施設内研修を実施いたしました。本来ならば多くの職員に参加いただいて、意識の向上につなげたいところだったのですが、コロナ禍・緊急事態宣言下というところで開催すら危ぶまれたのですが、なんとか参加者数を絞って、管理職グループ・一般職グループ・パート職グループとまんべんなくそれぞれの階層をグループを作り、講師に特定社会保険労務士の鈴木孝幸様をお招きしての勉強機会が実現いたしました。

ハラスメント対策というものは、「ある」とか「ない」という話ではなく、常に職場のみんなの意識の中に「相手を思いやる気持ち」を醸成していくことだと常々考えており、お互いを尊重し合い、協力して仕事を進めていくことで目的や目標が達成できるのではないかと思っております。ですが、専門家の意見や情報はこちらから歩み寄っていかなければ獲得できませんし、常に時代は前に進んでいるため、最新の情報をしっかりとキャッチできるアンテナを張っていき、その中で理想の職場づくりを続けていくための一環として「ハラスメント」も重要な要素だと考えます。

講義の中でハラスメントに関する年間相談件数は全国で8万7000件も寄せられているというお話があり、人月平均7000件、1日当たり350件ものハラスメントに関する相談が寄せられているということを聞き、本当に驚かされましたが、これは注視・注力して否ねばならない社会問題であるとも感じます。

職場は会社の使命を果たす場所であり仕事をする場所、人権侵害やいじめ・嫌がらせをする場所でも受ける場所でもないはずです。ただ、人と人が混じり合うことで相乗効果がプラスにもマイナスにも働く可能性があり、マイナスとなった時にどのような対応ができるのか…そんなことは「ない」と見て見ぬふりをするような組織では未来がないとも思ってしまいます。

私たちの取り組みは道半ばですが、こうした積み重ねも含め「将来を見据えた取り組み」を重ねていくことで、理念の実現、使命の達成へと繋がっていくと信じております。

今回、グループワークなども研修メニューに組み込まれており、完全参加型の研修プログラムだったこともあり、大変有意義な研修時間となりました。今後も、「働きやすい職場づくり」「笑顔いっぱいの職場づくり」を続けるために様々なチャレンジをしていきたいと思います。ハラスメント対策、引き続き整備しながらみんなが笑顔で尊重し合える職場として、まずは「幸手一」と言われるように前進していきたいと思いますよ。

ハラスメント対策総合支援事業事務局 東京リーガルマインド様、特定社会保険労務士 鈴木孝幸様、貴重な機会をどうもありがとうございました。

研修の様子、続きの写真もどうぞご覧ください↓↓↓

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コメント: 1
  • #1

    匿さん (土曜日, 30 1月 2021 13:45)

    非常に大切で重要なテーマですね。

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